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この灯火が消えるまで。【黒子のバスケ】

第3章 部活以外は1人になりたい


私は病気を持っているらしい。
小さい時からずっと言われ続けてきた。
今の医学では治すことができないらしい。その病気が中学生を卒業してから更に酷くなった。
そして、されたくもない余命を宣告されてしまった。
私の命は2年ほどで尽きるらしい。
私は余命を聞いた時、決めた。誰にも必要以上関わらない。
必要以上に関わってしまったら私が辛いから。
楽しく、高校生活を味わって苦しまずにこの世から消え去りたい。これは私の願望だ。
だから征君を彼ら全員を部活外では無視する。

「遥、何をボーッとしてるんだい?教室についたよ。」
征君が微笑する。
私は彼に素っ気なくありがとうと言って席に着いた。

校庭の桜は葉桜に変わりつつある。

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