第3章 ♡Story５０♡　転校生は不良生徒

＿治療を終え...



「はい！これで大丈夫だよ！」



「......ありがと」



和真は視線を逸らしながらぶっきらそうに礼を言った。



「いえいえ！よし、これでHLには間に合うね！
教室に戻ろ、九条君。」



「......。」



和真は若干帰りたそうだったが、百合の言葉通り教室に



百合と共に戻った。



教室に戻ると案の定クラスからの視線を受けた。









「っ百合！...それと九条、傷大丈夫か？」



「うん陸！九条君はこのとおり大丈夫だよ！」



「......。」



和真は陸から視線をずらした。



「......。」





「......。」



その一方で徹平は自分の席にて和真を見ていた。



「おい志村、お前何見てんだよ。」



「別に......ぶっ愛想悪い奴だなぁって！
しかも俺の前の席とか、最悪だし......」



「......お前は九条の何が気に食わないんだ？」



「全部！マジムカつくし！」



「......あっそ。」



「......他に言うことねぇのかよ。」



「てめぇと九条の関係にどうこう言う意味ねぇし。
少しは九条のこと、理解したほうがいいんじゃねぇの。」



「やだね！」



「餓鬼かてめぇは。」



「なにをぉ！？」



「......。」






「......。」



「ぁ、ちょっと九条君！」



そして和真はそのまま無言で自分の席についた。



「......。」



「っ九条君、みんな心配してくれていたんだから
なにかひとk.「俺は心配してくれだなんて一言も言ってない。」っ九条君......」



「お前が勝手に来てお人好ししただけだろ。
そうやって、偽善者ぶってんだろ。」



「っ別に私はそんなつm.「さっきから聞いてれば何なんだよお前！」...っ徹平さん！」



突然和馬の後ろの席である徹平は声を荒らげながら席を立った。



「......。」



和真は特に見向きもせず黙っていた。