藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第3章 ♡Story50♡ 転校生は不良生徒
_現在
「......なぁ陸、なんで百合ちゃん、
あんなに前髪のことかばってんだよ......」
「......昔からっすよ。
アイツが、九条をかばっているのは......」
「......なんでまた?」
「......それ言うと、多分後で九条に殴られると思うんで今は言わないっす(苦笑)」
「なんでだよ!?」
「......。」
(絶対、徹平さんに当時九条が泣き虫だっただなんて言えば
何かしら突っかかっていくのは目に見えちまうんだよな......汗)
百合side
「失礼しまーす......って、先生いない!(汗)」
「......帰る。」
「っだめ!ぜーったいダメだから!
......消毒液と絆創膏、確かここら辺にあったはずだから待ってて!」
「......。」
保健室に先生はおろかさっきの先輩達もいなかった。
ちゃんと治療したのかな?治療しないでそのまま帰ったのかもしれないけど......
「......あ、あったあった!」
(そういえば......)
そう言えば、私が小5の時転んで怪我した時も保健の先生がいなくて......
太輔が消毒とかしてくれたんだっけなぁ......
「......。」
「九条君!消毒液と絆創膏あったよ!
......はい!じっとしててね!」
「俺を弱虫扱いすんな......」
「誰も九条君が弱虫だなんて言ってないよ!」
「餓鬼じゃねぇんだから暴れねぇし。
やるならさっさt.「では遠慮なく!えい!」っいって!」
百合は消毒液をつけたガーゼを頬に押し付けた。
どうやら結構しみたらしい......
「あ、ごめん(笑)
消毒液強く押し付けちゃったね(苦笑)」
「っぅぅ......」
「ご、ごめん......目にしみた?(汗)」
「っ......別に、」
「ならよかった(笑)
じゃあ続けるね!」
「......。」
「......これでよし!
あと、他に怪我してるとこない?」
「っだからねぇ..「腕も怪我してる!消毒しないと!」......」
傷の消毒が終わり、傷の大きさに合わせ絆創膏を張っていった。