• テキストサイズ

藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第3章 ♡Story50♡ 転校生は不良生徒


男子生徒達が出ていき...



「っ......九条君!」



百合は急いで和真の元に駆け寄った。






「.......お前、なんでここに来た。
俺と必要以上に関わんなって言っただろ......」



「っ心配だからに決まってるじゃん!
美香ちゃんから聞いたの、九条君が先輩に呼ばれたって聞いて私......」



「......アホだろ、それくらいで来るとか......」



「っでも心配なの!
......それより、保健室に行こ?顔、傷あるし......」



「いい。これくらい、大したことねぇ......。」



「っだめ!
せっかく綺麗な肌してるんだから、そのまま傷跡が残ったら台無しだよ......
とにかく、消毒だけでもしないとダメ!行くよ!」_グイッ!



「っ!?」



百合は和真の制服の袖を引っ張っていく。



和真はびっくりした様子を見せたが、なぜか抵抗は見せなかった。



そして屋上を出ていこうとした時、



百合を追いかけてきたであろう団司達と鉢合わせた。



「っ百合!」



「ぁ、美香ちゃん......心配かけちゃったね(苦笑)
でも大丈夫だよ。私、九条君を保健室に連れて行かないといけないから先帰ってて!
無駄足させてごめんね(苦笑)......九条君、行こ?」



「......。」



百合は再び袖を引っ張って階段を下りていった。










陸side


丁度俺らが屋上にたどり着いたとき、百合と九条が屋上から出てきた。



九条の顔には安定の傷、さっきすれ違った先輩らにも顔の傷があった。



明らかに喧嘩したあとだ。



「無駄足させてごめんね(苦笑)......九条君、行こ。」



「......。」



そして百合と九条はそのまま階段を下りていった......



やっぱり、九条はあの九条和真だ。



俺らがまだ小1とかだった餓鬼の頃、アイツの同じ名前の奴がいた。



だいぶ変わっちまったけど、間違いなくアイツだ......。



アイツは昔......






/ 564ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp