藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第3章 ♡Story50♡ 転校生は不良生徒
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「っ九条君......」
美香ちゃんが言うに、怖い先輩って言ってたな......
まさか、始業式の時に目立ちゃっていたのかな?
目立つ人が先輩に目をつけられるなんてことよくあるし......
百合は屋上に続く階段を上り詰め、屋上がある扉の前に前までたどり着いた。
「っここに、
九条君がいるはz.「お前マジでムカつくんだよ!」...っ先輩の声......?」
ドアを開けようとした時、3年の先輩らしい男子生徒の声が響いてきた。
「っ......九条君!!」_バンッ!
百合は勢いよく扉を開けた。
そして百合が見た光景は......
「っ......玉森百合ちゃん!?
なんでここにいるの!?」
「っ百合......」
百合が見た光景は顔が傷だらけの男子生徒と
その男子生徒に殴りかかろうとしていた和真の姿だった。
よく見れば和真の顔にも複数の傷があった......。
「っおい、ここは引き上げたほうがいいぞ......」
「っそう、だな......」
3年の先輩はよそよそしそうに屋上を後にしようとした。
「っちょっと待ってください!!」
だが百合が両手を広げ、ドアの前で先輩達をとおせんぼした。
「「っ......」」
「っさっき美香ちゃんから聞きました!
九条君を、先輩達が呼び出したんですよね?
九条君、貴方達になにかしたんですか!?」
「っいや......その......」
「......何もしてないんですね?九条君は......」
「「っ......」」
「っ......人を見かけだけで決めつけちゃだめです!
人を見かけでしか見れない人は嫌いです!!」
「「ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!」」←
今や学校一の人気者になってしまった百合、そんな百合からの
『嫌い。』という言葉はかなり辛苦だ......。
「......早く保健室に行ってください、傷残っちゃいますよ?」
「「は、はい!!」」
そして男子生徒達は颯爽と屋上を後にしていった......