藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第3章 ♡Story50♡ 転校生は不良生徒
_翌日
「じゃあ俺は先に行くな...って、また文集とにらめっこか(苦笑)」
「だって気になるんだもん......」
「思い出せるといいな、その九条っていうやつのこと......」
「うん、そうだね!
いってらっしゃい。」
「あぁ。今日はちょっと遅くなる、横尾先生が紫鶴大学にまさかの赴任してきてな(苦笑)」
「飲みにでも行くの?」
「そんなとこ(苦笑)」
「......お酒、飲みすぎないでよね。
そのせいで去年どんな思いをしたことか.......」
「......(汗)
わかってる、でもあれは北山先生に無理飲まされたんだよ。
だから、気をつける......」
「うん、気をつけてね(笑)」
_学校
「おはよう美香ちゃん!」
「おはよう百合!.....って大変なのよ!」
美香は笑ったと思えば突然形相を変えた。
_ビクッ「っ!?
た、大変って......?」
「......まさか、あの前髪トラブル起こした?」
「流石、元不良徹平さん!←
っそうなんですよ!九条君、なんかちょっと怖い3年の先輩に呼ばれて......」
「やっぱりなー......っ流石元不良ってなに!?」
「そのままの意味だろ。ってか、九条は大丈夫なのか?」
「陸が付いていこうとしたんですけど、凄い怖い顔で断れて......
そのまま、屋上に行きました......」
「っ九条君......!」_ダッ!
「っちょっと百合!?」
百合は突然、教室を抜け走り出していってしまった。
「っちょ、おい百合!?」
走る百合とすれ違った陸は
びっくりした様子で百合の後ろ姿を見送った。
「っ陸!」
「っおい美香!百合どうしたんだよ!?」
「っ九条君のとこに行っちゃったのよ!!
どうしよどうしよ!(泣)」
「っおい落ち着け!
百合の奴、なんで......」
「おい、俺らも行くぞ......」
団司は百合のあとを追うように教室を出ていった。
「お前また抜けがけか!」
徹平もそのあとを追いかけた。