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藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー

第3章 ♡Story50♡ 転校生は不良生徒


「必要以上に俺と関わるな。」



「......。」



さっきと打って変わって、九条君の顔は少し怖かった......。



「......じゃあな。」



そう言うと九条君はかばんを持って教室を出ていってしまった。



「っ九条君......」



百合はしばらく、誰もいない教室にひとり立っていた......。










徹平side


百合ちゃんが転校生と話したいってことで俺らは校門前で待ってるわけだけど、



なんか遅くね!?



ってかあの転校生、絶対前の学校で問題起こしていたと思う!



現に俺が、そうだし(苦笑)



俺ねぇ、こう見えても元不良少年なの(笑)



「百合ちゃん、おっそいなぁ!」



「だったらてめぇひとりで帰れ。」



「百合ちゃんとふたりっきりになりたいからってそうはいかねぇぞ!」



「てめぇと一緒にすんな(怒)」



「どうだかな(笑)」



「あ゛?(睨)」



こんなやり取りをしていると校門からひとりのいよーにチャラいのが出てきた。



「......あ。」



「......何見てんだし。」



噂をすれば例の転校生......



ってか感じ悪!



俺年上だぞ!?年上に向かって眼飛ばすとか!(怒)



何様のつもりだっつーの!



でも俺にはひとつだけ気がかりがある。



「おい転校生!
お前、百合ちゃんとどういう関係?」



百合ちゃんと前髪野郎の関係、



百合ちゃんと同じ学校に通ってたていう



陸や玲の言葉も引っかかってすごい気になっていた......。



「なんでわざわざおめぇに言わないといけないの?
別に関係ねぇだろ。」



「むっかー!(怒)」



でもこの態度。



マジムカつく!この前髪野郎!!!



「お前みたいなのが一番ムカつく。」



「......(睨)」



志村徹平、ただいま盛大にムカついてる。



こいつマジで殴りてぇ!!ある意味立花よりムカつく。



「うざっ」



それだけ言うと前髪はスタスタと歩いて行った。



「おい、何年下にムキになってんだよ。」



「前髪ぃぃ(怒)」←



俺、絶対前髪と仲良くしねぇわ!
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