第13章 ♯12
は眠っていた。
頭に包帯が巻かれ、右足は固定されていた。
こんな怪我で平静を保ち、壁内に戻ったことから彼女の精神力の強さが窺える。
いつの間にか・・・お前は守られる存在じゃなくなったんだな・・・・
地下街で曇りのない笑顔を見せてくれたはもうどこにも居ない。
それが寂しくもあり嬉しくもある。
彼女の頬に軽く触れると暖かく、確かに生きていることが感じられる。
このあどけない寝顔に、これから多くのものが圧し掛かってくるだろう。
少しでも軽くしてやりたい・・・・
が、俺の両手は既に塞がっている。
抱え込みすぎた重荷は、俺から自由を奪う。
お前はこの重圧に耐えられるのだろうか。
何もしてやれない俺を呪うだろうか。
勝手だが、俺は覚悟を決めた。
共に、戦おう。
よ・・・