第10章 ♯9
「落ち着け・・・・・・・おまえは・・・・冷静な・・・・状況は・・・んだ・・・・んが・・で・・きる・・だろ・・・・?」
「私は冷静です!!」
堪えていた涙で視界はどんどん狭まる。
ネス班長は苦痛に顔を歪めながらも優しい目で私を見ていた。
「お前は・・・・人類の・・・希望だ・・・・」
「もう喋らないでください!傷に障ります!!」
息も絶え絶えに言葉を紡ぐ
ネス班長の手が私に向かって伸びてきた。
「俺は、人類の・・・・役に・・・・立ったのだろうか・・・・このまま・・・何も出来ずに死ぬ・・・のだろうか・・・・」
血で染まった彼の手を握る。
彼は・・・もう無理なのだろう。
思ったまま私は叫んだ。
「班長は私に足りないことをたくさん教えて下さいました!あなたとシスさん、ミヤさんの残した意志が、私の力になります!!班長に、ここで約束します!!私は巨人を必ず絶滅させてみせます!!!」