第10章 ♯9
地面に落ちた振動で脳が揺れる。
3メートルの高さからの落下ぐらい大したことはないだろう、と浅はかな考えでそのまま地面に落ちた。
否、着地のことまで考えられなかった。
頭を強く打ったが草がクッションになりそれほど痛みは感じない。
「ネス班長!!ネス班長!!!!」
腕の中にいる彼に声をかける。
「・・・・う・・・・・・・」
「今医療班に連れていきます!!!」
「お・・・れはもう無理・・・・だ。早く・・・・に・・・げろ・・・」
「何言ってるんですか!冗談やめてください!!!」
彼を地面におろすと指笛でシャトーを呼ぶ。