第4章 ♯3
一兵士の私と、調査兵団兵士長様がお目にかかる機会なんて無く、訓練兵団の解散式の日が来てしまった。
彼は、果たしてあのリヴァイなのだろうか。
彼だとしたら私を覚えているだろうか。
解散式では3つの兵団の団長から挨拶がある。
兵役につくことすら嫌がった両親は、せめて内地で暮らせる憲兵団にと懇願していた。
正直迷っていた。
壁の外への興味と、親への感謝と。
私はあんなに愛してくれた両親を蔑ろにしていいのだろうか?
しかし、調査兵団団長エルヴィン・スミスの話が始まったときあっさりと答えが出てしまった。
団長の後ろに、周りを寄せ付けない彼が、何年も恋い焦がれたリヴァイが立っていたのだ。