第16章 ♯15
休むことなく空中を舞いながら周りを見渡す。
がむしゃらな訓練は実を結び、まだまだ動ける。
笑みが浮かびそうになった丁度その時、地面を走るタトゥーの姿を確認した。
タトゥーに迫る2本の大きな腕も。
「タトゥー!!!今行く!!!」
其方にアンカーを飛ばし、ブレードを構えた矢先、私の視界が反転した。
一瞬何が起こったか分からなかったが、すぐさま把握した。
巨人にアンカーを掴まれ引っ張られていたのだと。
幸いタトゥーを狙う巨人まではあと少し。
駆け付けたリヴァイ班のお陰で残りの巨人は僅か。
私は迷わず自分と巨人を繋ぐアンカーを切断した。