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糖分過剰摂取症候群【銀魂】

第12章 接



膝の上で。

強く握り締めた拳を開かせて。

細い手首を掴む。

そのまま口元に近づけて。

掌に。

触れるだけの口づけを落とす。

微かに震えていた指先が。

そのまま頬を撫でる。

その指先を捕らえて。

温もりを確認する。








「それがお前の望みなら……いくらでも、くれてやる」









俺の言葉に。

顔を上げた朱里ちゃんは。

綺麗な目から大粒の涙を溢して。






「まだ、足りない…」












堰を切ったように泣いた。


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