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糖分過剰摂取症候群【銀魂】

第4章 生業


「あの、銀さん?」
猫をお腹の上に乗せて、ソファに寝そべるマダオに声を掛ける。
「何だ、3文字以内で話せ」
「無理です!」
「じゃあ、30文字まで許してやらァ」
「………」
聞きにくい。
あんなに猫に気を許してる人に、言いにくい。

『それ、依頼品ですか?』なんて。

超聞きにくいよォォォ!!
「俺は上に乗られるより、後ろから攻めるのが好き」
そう言ってた男が抵抗無しに上、取られちゃってるもん。
猫を撫でる手が。
動物には優しい人オーラ、出まくってるもん。
「ぱっつぁん、言いてェことあんなら早くしろ」
二度寝すんぞ、コノヤローと付け加えて銀さんは欠伸をした。
「あの、銀さん?」
「何だー」
「その猫なんですけど、」
「あー?」
「拾ったんですか?」
「……」
無言?
やっぱり金のなる木?
「それとも、仕事に関わったモノですか?」
思いきって振り向くと。
すでに、銀さんは夢の世界に旅立った後で。
人の話を最後まで聞いちゃいない。

「結局、どっちィィィ?」
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