第2章 第2章~面白い人見ぃーつけたぁ~
「う…すまねぇ水野。間違い…指摘ありがとな…」
男共は慌てながら、俺等が居ると予告されていた扉をバンッと開け、一目散に逃げていった。
俺等はそんな奴等よりさきに十四松に駆け寄った。
「十四松!!大丈夫かよ!」
「十四松兄さんごめんね!助けられなくて!(泣)」
俺は十四松が無事と分かると、水野の方を見た。
相変わらず冷静沈着な雰囲気の漂っている水野。
『…長男…、十四松は腹、胸、頬、背中を怪我しているからさっさと手当してやりな。じゃ、ボクは行くから。』
そう言って、さっさと出ていこうとした水野。
だけど…
「おい待てよ水野。」
『まだなにか?』
カラ松が凄い形相で水野を睨み付ける。
「何で傷の場所を知ってるんだ?」
『情報を入手したから。』
「何処で?お前…本当はあの男と仲間だったんじゃねぇのか?」
一瞬水野から空気が凍りそうな冷たい殺気が出た。
『ボクをあんなクズゴミと一緒にしないでくれるか?松野カラ松。
第一、何故ボクがあんな弱い奴がやるような行動をしなきゃならない?
それに、ボクは本当に嫌いな奴ならもう殺してるし…。』
淡々と話す水野。
冷たい殺気がまだ出ていた。
「カラ松兄さん!!水野は十四松兄さんを助けてくれただけじゃない!!どうしてそんなに敵視してるの!!」
トド松の言う通りだ。コイツは十四松を助けてくれただけ。
それ以外の感情が一切感じなかった。
『…だから………い…んだ』
?
「は?」
『だから、嫌いなんだよ!!人を助けたら今度はお礼も言いもしないで疑って!それで、自分が間違えてても人のせいにして!!で、自分は悪くないと棚にあげて!!だから、関わりたくなかったんだ!人間なんて…大きらい』
水野はそれだけ言うと、バンッと屋上の扉を開け、出ていった。