第3章 ヴァリアーでの初任務
(えーっと、ルッスが言ってたのは確か…)
男はホイホイ寄ってこない女性の方が魅力を感じるの。だからファン・ビートが現れたら、視界に入る程度の距離のところにいるのよ?そしたらあとはそこであなたの魅力を引き出せば完璧!!
…とか言ってたな。
うわ、ほんとに女の人がどんどん集まってきた…
もう彼の周りには綺麗なお姉さま方が…
(このへんでいいかな…)
たぶん、彼の視界に入る。
でもあんなに人が沢山いたんじゃ…
「お嬢さん。」
…ちょっと今は忙しいんですけど!
『はい…なにか…?』
そこには金髪男の人が立っていた。
目は綺麗な青だ。…ってウェイターさんじゃん。
「お飲み物はいかがですか?」
『いえ、結構です。まだお酒は飲めないの。』
丁寧に断った。
「うししっ!まぁお子ちゃまだからな。」
………ん?????
ちょっと待って。今うししって…ん!?
『…ベ、ル?』
「当ったり!わかんなかった?」
『わ、わかるわけないじゃん…!!
だって、目…前髪ないんだもん!!』
「今はピンで止めてんの。」
にししっと笑った。
(だめだ…違和感しかない…)
「ルッスがさ、は俺達と話してる時が一番綺麗だって言ってたから、俺が今話しかけてやってんの。」
ベルがファン・ビートのところを見た。
『…はぁ、でも私には今のベルが衝撃的すぎて…』
「惚れちゃった?」
『ち、違うよ!/////
でも…かっこいい、よ…?』
事実を言った。
青い目と金髪が良く似合う。
王子様みたいだ。
あ、王子だった。
「……あっそ、そりゃどーも…」
『…う、うん…』
「そこの、青いドレスのお嬢さん。」
また声をかけられた。
今はベルと話してるのに…!!
ちょっと嫌な顔して振り向くとそこには…
『……ファン様…!』
ついにきた。
さぁ、任務開始。