第7章 チョロ松 〜姉さんと僕の共通点〜
『い、行くっ!』
「良かった、ありがとう。」
これはチャンスだ。あまり姉さんと一緒にライブなんて行かないし、最近あまり話せないしなぁ…
ん…?こ、これって…で、デートみたいな…感じ?
『……これってラッキー、だよね』
「ん?チョロ松、どうかした?」
『な、何でもないよ、姉さん。』
「そう…じゃあ、来週の金曜日ね。じゃあお風呂入ってくるから」
『あ、うん。』
居間から出た姉さん、お風呂か…。
『…おそ松兄さん達どこ行ったんだろう。二階かな』
おそ松兄さん達を探しに僕は二階に向かった。
『おそ松兄さーん?』
襖を開けたら、皆がいた。
「んー、どうしたチョロ松ー?シコ松しに来た?」
「ぶふっ…w」
「…姉さんは?」
『する訳ないから!おいトド松、何笑ってんだよ!姉さんはお風呂に入ってるよ。…あのさ、相談があるんだけど。』
「チョロ松兄さんの相談っ!」
「俺達が聞くぜ?brother?」
「うるさいクソ松」
「えっ…?」
『…えーと、相談って言うのはね…
僕と姉さんの共通点…なんだけど』
「姉ちゃんとの共通点?」
「共通点ってなに?」
「二つ以上の同じ性質とか持ってるって事、だった気がするよ。十四松兄さん。」
「なるほどぉ〜!」
「なんで聞いてくるんだ?」
『…うーん、知りたくなったから、かな。
僕と姉さんに1個でも似てる所あったらいいなって思って。今見つけてるのがにゃーちゃん好きって事だけかな。』