第7章 チョロ松 〜姉さんと僕の共通点〜
「やーい、シコ松ぅ〜!あ、ティッシュ使うー?wここに置いとくよー?」
『おいテメェ長男コルァァァイ!!』
「…なんだかんだ言ってアイツら仲いいな、姉さん。」
「ふふっ、そうね。…シュークリーム食べる人〜」
「「「「はーいっ!!」」」」
僕らが喧嘩しすぎて、姉さんが止めに入った。
「…で、何かいう事は?言わないとシュークリーム無しよ」
『…ごめんなさい』
「…ごめんなさい」
「うん、偉い。シュークリーム食べていいわよ」
「よっしゃぁぁあ!」
『やった!』
もぐもぐとシュークリームを頬張る僕ら。
「めっちゃ美味しい…!」
『そうだね…!』
「ふふっ…チョロ松。」
シュークリームを食べ終えたら姉さんが僕に話しかけてきた。
『んー、何姉さん?』
「にゃーちゃんのライブ来週、あるじゃない?そのライブチケット2枚ゲットしたのよ。どうせチョロ松以外誰も行かないもの、だからチョロ松一緒に行きましょ?」
『い、いいの姉さん!!??』
あ、そうだ…共通点!忘れてた。
えーと…僕と姉さんの共通点その1、にゃーちゃん好き。
可愛いよね、にゃーちゃん。にゃーちゃぁぁあん!!←
『姉さん、誰からもらったとか…?』
「あら、当たりよ。よく分かったわね」
『…でもなんで?』
「んーと、確か…職場の友達が出張らしいのよ。
「#NAME1#ちゃん、にゃーちゃんのライブいける?星碧ちゃんの弟の中でにゃーちゃん好きな子いたでしょ?その弟くんとにゃーちゃんのライブ行ってきてよ!本当はその日#NAME1#ちゃんと行きたかったんだけど…あはは…」って言ってて。
だから私が譲り受けたのよ。」
マジか、めっちゃ優しい人じゃねえかその人。