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君が笑う、その時まで

第7章 屋上ランデヴー


◆◇伊織視点

「伊織さん」

「……今日も来たか。よく飽きないね」

「伊織さんと話す機会が昼休みぐらいしかないので…」

 そう言って黒子は静かに微笑んだ。
 私の横に腰をおろし、昼食をとり始める。サンドイッチにパックジュース。成長盛りの体でなくとも不健康な食事であることは一目で分かる。


「よくそんなんで保つね」

「そう言う伊織さんは食べたんですか」

 私は何も言わず空を仰いだ。
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