第1章 連合de実弾ロシアンゲーム(流血表現有り)

「全員参加。それではゲームを開始します。
　一周目、中国さんのターンです」

感情のない声が部屋に響く。

と同時に中国の目の前に台座が進み出る。

中「あいやぁ・・・・・・。最初っていうのも緊張する
　　ある」

露「僕よりマシでしょ。中国くん、空砲引く確率一番高い
　　んだよ？」

米「そういう点では最初が一番いいんだぞ」

「そういう点では、ね。メリットもあればデメリットも
　ある」

仏「うわ、でたよ意味深発言」

「うるさい。いいから早く中国引けや」

中「・・・・・・わかったある」

箱の中に手を入れ、一丁の銃を取り出して頭につける。

落ち着いているように見える中国だが手が小さく震えている。

やがて目をギュっと閉じると引き金を引いた。

５秒。

１０秒。

何も起こらない。

中国はゆっくりと目を開けると、安堵のため息をついた。

中「た、助かったある・・・・・・」

その後もアメリカ、イギリス、フランス、ロシアと誰も弾入りを引き当てる事無く一周目は終わった。

英「とりあえず一周目は全員無事だな」

仏「誰か一人は死ぬかと思ってたのにな～。どっかの眉毛
　　とか」

英「なんだとこの髭野郎！」

「皆随分と余裕みたいだね」

米「この調子ならしばらくは生きれそうなんだぞ！」

「・・・・・・へぇ。じゃあ、いいこと教えてあげるよ」

露「いいこと？」

「今のターンで空砲はおしまい。後は全部弾入りだよ」

「「「・・・・・・は？」」」