第11章 新たな仲間と戦いの火種。
アラジン『学年が変わると部屋も変わるんだね!』
アラジンは2学年だけが渡される紙を見て言った。するとスフィントスが近づいてきて
スフィントス『また同じ部屋になるといいな♪』
完全に仲良くなったみたいでかなりベタベタしている。そんな状態に呆れたのかシュウがスフィントスに近づいた。
シュウ『スフィントス、アラジンが嫌がってるよ、それに気持ち悪いし。』
思わず本音を言うシュウにスフィントスが勘づきガミガミ言い合っていると、シュウ逹の他になんだかもめているそうだった。
生徒『ねぇ、お願い。あれを何とかしてくれない?』
良く見ると本年度首席のティトスと知らない2人の取り巻きが部屋の前で同じ魔導士の女の子ともめている。
取り巻き『ここが学院の中で一番広い部屋だと聞いている、ならばここはティトス様の部屋だ』
まさにくだらない揉め事だった。
ただこの現状を見ているとティトスがアラジンとシュウに気付きこっちに近づいてきた。するとスフィントスが小声でアラジンに耳打ちした。
スフィントス『おい!あのボンボン、こっちに来たぜ!』
アラジン『ボンボン?』
スフィントス『知らねぇのかよ、アレキウスっていったらレーム帝国の名家じゃねぇか、ティトスって名は知らねぇけど、』
こそこそ耳打ちをしているとスフィントスはティトスに肩を掴まれ流された。
そしてティトスはアラジンとシュウを見つめてクスッと笑った。