第8章 半年後
アラジンは元気のなさを隠すように皆の所へ戻った。ちょうど勤務時間が終わってたらしく、広場には誰も居なかった。するとヤムライハが来た
ヤムライハ『アラジン君、遅かったわね、シュウ君は?やっぱりシンドリアを出てしまったの?』
ヤムライハも一応、短い間だったがアラジンと一緒に魔法を教えていたのだ。だからこそいきなり居なくなってしまったのことに心配になっていた。
すると、王宮からアリババとモルジアナが慌てて走って来た。
アリババ『アラジン、シュウ・・・シンドリアを出て行っちまったのかよ?俺達に何も言わずに行くなんて。』
モルジアナ『シュウさん、大丈夫でしょうか?』
アリババやモルジアナもヤムライハ同様かなり心配していた。
アラジン『ごめんねアリババ君、僕じゃ止められなかった。同じマギでもここまで違うんだね。』
そこでアラジンはシュウがマギだと言うことを初めて皆に言った。
さすがのヤムライハも腰が抜けてしまった。
アリババ『え?シュウがマギ!?アラジン、本当かよ?』
魔法使いのヤムライハでも分からなかったマギだとルフの加護があって魔法を使っただけでルフが集まってしまう。それを隠すためにルフの流れを自力で塞いでいたみたいだった。
ヤムライハ『そんなことができるなんて、凄いわ』
モルジアナ『じゃあ、そのルフの流れを止めていなければもっと魔法の力があるということですか?』
モルジアナに発言に全員がビックリしていた。今までのシュウの魔法を見てきたがルフの加護を止めていないアラジンより威力は強かった。
アラジン『シュウ君とはきっとまた会えるさ、僕達は繋がっているんだから。』
そういってアラジンは笑顔を見せた。
それからはアラジン達は留学でやって来た白龍皇子と再びダンジョンへ行ったりとしていた。
それからアラジン達はそれぞれの道へと動きだす。