第7章 白き一瞬と黒き時
カシムが振り上げた一撃にシュウのボルグが破壊された。
シュウ『っく!ボルグが、ルフの加護を解放するしかないのか?』
カシムの暴走に建物が崩れ国民達は逃げまとっている。モルジアナも国民の安全に気をとられすぎてアリババの方へ行けない。
アリババ『シュウ、カシムを止める!力を貸してくれ!』
するとアリババはアモンの剣をカシムの方へ構えた。それにのるようにシュウも杖を構えた
シュウ『断る理由なんてないよ。僕の魔法で君をサポートするよ!』
アモンの剣で腕を切り落とすが何度も復活していく。
この化け物をジンと呼んでいるそのジンは黒いルフがあればたとえ傷を負っても元に戻ってしまう。
アリババ『ダメだ、全然効かねぇ!』
アリババのマゴイがそろそろ切れかけてきた。アモンの剣もそろそろ限界だった。
シュウ『アリババ、僕の熱魔法でマゴイを復活させるよ!熱魔法[ハルハール]』
シュウが作り出した熱魔法でアリババのマゴイがかなり戻った。
シンドバット『アリババ君、今だ。』
気がつくとシンドバットが自分のマゴイ操作でカシムの動きをを止めていた。
アリババ『うおぉぉぉー!!!!』
アモンの剣はカシムの腹部分に刺さった、と思ったが刺さっていなかった。
カシムの周りにいる黒いルフがアリババの剣を避けているそれに剣が凄い力です押しもどされる
アリババ«俺に力をアモンよ、今じゃないと遅いんだ»
その瞬間、アリババの魔装が進んだアリババの腕が変化し腕が鎧のようになった。
アリババ『うおおおおー行けええっ!!!』
アモンの剣がカシムの腹部を貫いたただそこには、黒いルフに取り込まれたカシム本来の姿が見えた。その途端力を抜いてしまい、吹き飛ばされた!
シュウ『力魔法?ジンが力魔法を使うなんて初めて見た。』
しかし、化け物の腹部分はアリババにより修復に手間取っている。
シンドバット『チャンスはあと一回だ、今度こそ完璧に貫かなければ。』
と言ってアモンの剣に力を込めた。
アリババ«この一撃で全部、終わらせるんだ!!!»
全てを貫こうとしたら後ろに気配を感じて訳もわからず吹き飛ばされた。
ジュダル『よぉ、これでいいんだろ?』