第6章 マギ対決
彼は赤い絨毯に腕を組ながら立っていた。
ジュダル『よう!バカ殿、ここでなにしてんだ?』
ジュダルは笑顔で絨毯を降りシンドバットに近づいてきた。
どうやら、アラジン逹と会ったあのあと王宮の中に入ってシンドバットに会ったらしい。
シュウ«あの人の周りに黒いルフが寄ってきているあの人、マギ・・・なのかな?»
ジュダル『にしても何なんだこの人ごみは』
周りを見渡すのアラジンと目が合った。
ジュダル『何こいつ、シンドバット、こいつの周りのルフ、変だぞ。』
隠し通すつもりだったのかジュダルに目をつけられてしまったことで焦りの顔を見せていた。
シンドバット『お前と同じマギだよ。』
ジュダル『はぁーー!!こんなチビがマギ!?嘘だろ、マギってのは凄いんだぜ、創世の魔法使いでルフの使者、そんな奴が俺の他にそこそこいてたまるかよ!!』
っとシンドバットが行っていたことが嘘のように否定していた。
シンドバット『彼がマギだから、俺も反応したんだろ。』
そういったシンドバットに信じたジュダルはアラジンの方を向いてにっこり笑った。
ジュダル『ようチビ、俺ジュダル、同じマギ同士仲良くしようぜ!』
といって、手を差しのべてきた。挨拶だと思ったアラジンはそのままジュダルの手を握ろうとしたその時
ドンっと左目を殴られた。
アリババ『アラジン!!』
慌ててアリババがアラジンのもとへかけ出た。
シュウ«あいつ、危ない。»
シュウも警戒心を上げた
殴られて尻餅をついたアラジンにジュダルが上から目線で笑っていた。
ジュダル『おいチビ、お前もマギなら王候補いるだろお前の王候補出せよ。』
だんまりしているアラジンに飽きれ自分で探すといって指を指した人はアリババとシュウだった。二人いるとジュダルが勘違いしていた。
ジュダル『おいチビ、お前贅沢に二人も王候補いるのかよ。しかもお前』
ジュダルはアリババを指指した。