第18章 アルマトランの記憶 ~仲間~
シュウ『5年も僕は・・・ごめん。』
ソロモン『謝る必要はないさ、それよりも皆シュウのこと心配してたんだ。』
ウーゴ『目が覚めただけでもこんなに喜んで皆安心してるんだから』
自分を悔やむシュウにソロモンたちは励ますように笑顔で話してくれた。でも・・・シュウには。
シュウ『ありがとう、明日からちゃんとやるさ』
シバ『それを決めるのはソロモンよ、体を治すのを優先してね』
明日から行動できると期待したが、予想通りの言葉が返ってきた。
シュウ『う、うん・・・分かったよ。』
ウーゴ『じゃあ、僕らは寝ようか。シュウはここにいて、シュウのペンダントを今直しているんだ。ここなら君の体に影響はないからね。』
言われてみれば、シュウは周りを見渡した。そこには白く輝くルフが沢山いた。
ウーゴ『明日には完全に直せるから、今日は一人だけど、大丈夫?』
シュウ『問題ないよ。大丈夫』
シュウは笑顔で言った。ウーゴも安心して、研究室から出た。
ウーゴの研究室に月明かりが入った、その月明かりは横になってるシュウをひそかに照らした。
シュウ『・・・あの事件から、5年だってさココル。』
シュウの横で寝ているココル。けどシュウの囁く声は聞こえなかった。