第17章 アルマトマンの記憶 ~存在意義~
究極の選択となった今。シュウはひたすら他の道を考える。
シュウ«自分を差し出すしか道は本当にないのか?»
考えていると時間の経ちすぎだったのか神杖使いの一人が神杖にマゴイを込め始めた。
シュウ『っは!何を!?』
ダビデ『まだ分からぬか?自分を差し出すしか道はないと言うことに。』
どんなに考えても答えは変わらない。それが分かったシュウは杖を力いっぱい握りしめダビデに近づいて行った。
ダビデ『ようやく分かったのだな、神の子よ。』
シュウ«ごめん、皆。皆を見捨てるなんて真似・・・僕には出来ないよ。»
シュウは杖を取り上げられ教会の戦艦に乗せられた。
そしてそのまま教会の本部に連れていかれた。
アルバ『・・・・モン、・・・・・・・?・・・ロモン・・ソロモン!!!!』
アルバの声でソロモンは『っは!』と目を覚ました。
ソロモンが最後だった。他の皆は目を覚ましていた。
シバ『よかった、本当に。大丈夫なの!怪我は?』
ソロモン『平気さ・・・・・・・シュウは?』
ソロモンの質問に皆は深刻な顔をしていた。その状態にソロモンはすぐに察知した。
ソロモン『シュウ、もしかしてダビデに?』
助けられなかったことにソロモンは悔やんだ。ソロモンだけじゃなくアルバたちも。