第16章 アルマトランの記憶 ~真実~
ー夜ー
シュウ『すぅー、すぅー』
アルバはソロモンに頼まれた通り、シュウを寝かせてから研究室へ急いだ。
アルバ『ふぅ、遅れてすまないね。』
ソロモン『構わないさ、じゃあ今日の成果を皆に話す』
ソロモンは今日廻った遺跡についてウーゴたちに話した。遺跡の場所だけじゃなく遺跡の壁に刻まれていた文字の事も話した。
アルバ『神の子・・・・・確かにダビデはそういっていたわ、でもそれとシュウは何の関係があるの?』
ソロモン『100%確信した所があってな。俺が最後に行った遺跡はシュウの杖とよく似ていた。柱があって中央には赤い宝石があった。そして何よりも遺跡に書いてあった。不完全な状態で神の子を外に出せば体は不完全のままになるって』
イスナーン『なるほどな、シュウは体が弱い。それに元々はダビデたちから取ったもんだった。』
すると、ソロモンはウーゴにある紙を渡した。それはソロモンが遺跡に書いてある重要なワードを書き写した紙だった。
ソロモン『それが、シュウが神の子だって言う証拠だ。』
【イル・カウズ・イラー】 【神の子】 【いにしえの力】 【 8年間】
ソロモン『アルバ、シュウの歳はいくつだったか?』
アルバ『本人には聞きましたが、よくわからない、と言ってました。けど恐らく6~8と』