第15章 アルマトランの記憶
ダビデ『さぁ、初めてくれ。』
ダビデがそういった瞬間、少年の体の中からマゴイが吸いとられていた。
少年『なんなんだ、これ。』
ダビデ『出力を最大にしろ。』
マゴイをすいとるスピードを最大にした。普通の人間なら10分で力尽き死んでしまうほどに勢いだった。
少年«・・・・・・・・うぅ、めまいがする»
兵士『ダビデ様、神の子の様子がおかしいです、やはり出力最大はまずくはなかったですか?』
ダビデ『・・・・・・・何故だ、神の子は唯一神、イル・イラーと接触しておりマゴイは誰よりも多くそして強い、なのに、何故だ!』
少年『うう、ケホッ、ケホッ!!!』
ダビデは仕方がなく装置を止めた。そしてすぐさま神の子の様子の確認した。
ダビデ『神の子よ、大丈夫か、辛いか?』
少年はまた素直に頷いた。そしてまた咳き込んでしまった。
ダビデ『何が原因なのだ、仕方がない。部屋に戻しておこう。』
そう言われてまた地下の部屋へ戻された。扉を閉められた瞬間、少年は倒れるように眠った。
そして、今日1日、行ったマゴイをすいとる実験。外では何もないと思われたが少しの間異常が起きていた。