第13章 暗黒点。~世界を守る戦い~

ユナン『ちょっと待ちなよ！だったら僕が預かるよ。』

いきなり言ってきたユナンにシンドバットや紅覇はユナンに向かってかなり反発した。しかし、ユナンにもちゃんとした考えはあった。

ユナン『まず、アル･サーメンは滅んでない、ならばどこの国にいても危険は変わらないのさ、だったらアル･サーメンが近づけない大峡谷に置いた方が僕はいいと思うんだ。』

ユナンのしっかりとした説明に一時期シーンとした。すると紅炎が

紅炎『だが、貴様があの女からシュウを守れるとは思えんがな。』

ユナン『えー、酷いな、こう見えても魔法は使えるんだよ。』

アラジン『とにかく、ここで揉めるよりはユナンさんに預けた方が安全ということだよ。』

気残りはあるが納得してくれたみたいだった。

ユナン『それに、目が覚めたら････････どっちに言えばいい？』

そういってユナンは煌帝国とシンドリアを見た。

モルジアナ『あえてレーム帝国の人達に言うのもいいんじゃないでしょうか？』

アリババ『お、おい、モルジアナ。』

ユナン『うーん、まぁいいよ。目が覚めたら色々説明しておくよ！』

そういってユナンはシュウをターバンに乗せ紅明の転送魔法陣で大峡谷へ行ってしまった。