第13章 暗黒点。~世界を守る戦い~
モガメットにより黒いジンが放たれ、レームだけではなく自国のマグノシュタットにまでかなり影響していた。
シェヘラザード『っく!ボルグが砕ける』
ムー『ファナリス兵団!!黒いジンの侵入を防ぐんだ。』
開戦で怪我を負った兵やファナリスも共に戦っていた。が数が多くシェヘラザードの結界も危うい所だった。
シュウ『レームの船が!!』
煌帝国の方から急いで来たシュウもレーム船の真上を浮遊魔法で来たのだ。
シュウ『今なら、まだ間に合う!!』
シュウは下降し、シェヘラザードの援護をした。
シェヘラザード『シュウ!?あなた、何故ここに?マグノシュタットはいいの?』
シュウ『マグノシュタットはアラジンやアリババに任せています。僕はここを守ってみせる。』
しかし、シュウも共に戦うが黒いジンの数は全く減ることはなかった。
シェヘラザード『このままでは、レーム船が崩れるわ、それだけはどうにか阻止しなければ!』
めげずにマゴイを込めるシェヘラザードだが体力が切れてきた。シェヘラザードの杖がチカチカと点滅し始めたのだ。
シュウ『っ!!下がって。僕が一気に消してやる。
【我は、いにしえの加護を受けしマギ。我が問いに答えよ、いにしえの精霊たちよ!!!】』
シュウは杖を胸の前に掲げ唱えた。この魔法を使うのは1年半ぶりといえるだろう。
シュウ『・・・・・さぁ、来い。【バアル】』
その瞬間、シュウの杖は雷に包まれた。そして一気に黒いジンを消し去った。