第12章 ティトスとシェヘラザード。
ムー『アリババ、まさか金属器使いだったとはな』
ムーの魔装は解け膝をついた。
アラジン『アリババ君、良かった。』
そしてアラジンはアリババの登場に一瞬だけ安堵の表情をだしていた。
シェヘラザード『皆、下がって。』
ムーの後ろからシェヘラザードが歩いて来たのだ。そして、その後ろには、ミュロンやロゥロゥ。シュウもいた。
アリババ『シュウ、平気だったのか?』
シュウは苦い感じの顔をしてアラジン達に近づいた。
シェヘラザード『レーム兵を船へ連れて行くわ。戦争はここで終わり・・・・・終わりにしないと。』
シェヘラザードはわざわざ、敵国の領土に自ら来てくれたのだ。
レーム兵達を船に運んでいると、シェヘラザードがアラジン達の所へ近づいてきた。
シェヘラザード『アラジン、ティトス。アリババ王、そしてシュウ、私はあなた達と少し話をしたいの。許可してくれるかしら?』