第11章 新たな仲間と戦いの火種。
ティトス『な、何故・・・・・・貴様もそれをつけているんだ!』
ティトスの焦る様子からアラジンも戦いに集中ができなくなった。
シュウ『二人のためにもここは早めに終わらせる!あの日の力を思い出せば。』
シュウは、杖に気を纏った。
シュウ『っ!いくよ!八つ首の防壁『ボルグ アサーロス]』
あの魔法はボルグを強化し続け攻撃技となった特別なボルグ。
だが、
アラジン『っ!灼熱の双拳[ハルハールインフィガール]』
アラジンの魔法でボルグは消えてしまったのだ。シュウだけじゃなく焦る表情を見せるティトスもめげずに二人と戦っていた。
シュウ『やっぱりまだ封印した魔法が思い出せない。もっと、もっと潜り込まないと!』
シュウはソロモンの知恵のように額を光らせアルマトランの魔法技術を思い出そうと懸命に探っていた。
ティトス『はあぁぁ!』
アラジン『やぁぁぁ!!』
三人とも放った魔法をうまく使い威力を利用したりと頭を使い戦っていたのだ。
そして、シュウも。
シュウ『・・・・・!見つけた!』
シュウは浮遊魔法でアラジン達よりも上へ飛び杖に沢山のマゴイを込めた。
シュウ『ここで終わらせる!業火の火種弾[ハルハール メテオ]!!!』
その光景はまるで隕石が降ってきたような大玉になった。
すると、いきなりシュウの頭に激痛が走った。アルマトランの魔法技術といっても制限があるらしくそれをソロモンに聞く前に大きな魔法を使ってしまったことが原因となった。
シュウ『っ!な、頭が、』
そしてシュウが放った魔法は先生の手によって消された。
モガメット『その戦い、そこまでだ!・・・・・・・・この戦い引き分けだ。』
いきなり告げられたことに三人とも混乱していた。いや、元々三人とも合格になるつもりだったかのようだった。
アラジン『三人とも・・・・合格?』
するとアラジンは学長が去ったことを確認しシュウのもとへ近づいた。