第11章 新たな仲間と戦いの火種。
イレーヌ先生『そこ!何を騒いでいるのですか!』
イレーヌ先生の声と共に全員が膝をつき頭を下げた。すると一人の老人が近づいてきたのだ。
アラジン『・・・・・誰だい?』
アラジンが小声でスフィントスに聞くと
スフィントス『っ!バカ、学園に肖像画とかいっぱいあるだろ。あの御方こそこの学園の・・・・この国の長・・・・・マタル モガメット様だよ!』
モガメット『アラジン、ティトス、そしてシュウ、明日、3人には実践試験を申し付ける』
実践試験。それは、成績優秀な魔導士を戦わせ優秀な生徒のみ選んで教えるそのための実践試験。
つまり、負ければ選ばれず、何も学べない。
イレーヌ先生『魔法の真理をつかみたければ力を示しなさい、戦いの中で』
そういわれて先生達は去っていった。
ー夜ー
2学年の新しい部屋は奇跡的にアラジンと一緒だった。
アラジン『三人で戦うなんて、どうしよっか?シュウ君』
明日の戦いに悩むアラジンになんとも言えないシュウだった。
シュウ『組むのは無しだよアラジン。僕は明日、本気で戦うからね、もちろんマギの力無しで』
そう言うとアラジンはにっこりと笑って布団に入り眠った。