• テキストサイズ

【テニスの王子様】王様と私【跡部景吾裏夢】

第3章 過去


夢みたい、とは、思わなかった。

テニスをする景吾を初めて見たとき、私は確かに「やっと見つけた」と思った。

景吾より先だっただけで、景吾もちゃんと私を見つけた。

偶然と言われても構わない。


景吾、あの出来事がなかったら、貴方は私のことを知らないまま過ごしたと思う?

私はそうは思わない。

あの出来事がなくても、貴方は私を好きになったと思う。

私を見つけたと思う。


景吾、私は貴方の近くにいる?

貴方は私の近くにいる?

眼鏡がなくても少し笑えるようになったのは、貴方が私を認めてくれたから。

景吾。
/ 104ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp