第3章 新たな日々
『神様は私に転生トリップの事を話した。戦などがあるが、前よりも幸せに暮らせることと、ライナがいずれこの世界にやってくるということ、そして、背中にある“紋様”についてだ』
[[!!]]
「背中にある紋様って、まさか………」
「………えぇ。多分、王家に伝わる“呪い”の印でしょう…」
まさか、先輩の、アルヒ王女の背中にもあったなんて……。
もしかして、転生トリップ者にでも浮かぶ紋様なのかな?
でもだったら、サクラは……?サクラは確か普通だったはずよね…?
「サクラの背中には、紋様とかはないのですよね?」
「うん、無いよ」
だったら転生トリップ者限定っていう線はなしね。
続きを読んだら、少しでもわかるかしら?
と思って、続きを読んだら衝撃の真実が書かれていた。
『背中に浮かぶ紋様は、“神に選ばれた証”らしい』
「神に選ばれた証!?」
「中二病でも発揮しっちゃのですか?」←
「姉さま!!」
「ごめんごめん」
ちょっと悪ふざけしたら、サクラに怒られちゃった。←
まあ、今の完全に私が悪いから仕方ないけど。←
………でも、“神に選ばれた証”って、一体何?
選ばれたからには、何か理由でもあるのだろうけれど……。
『何を基準に神に選ばれたのか、神本人に聞いてみると、“只の抽選”と言われた。だから私は、神相手に一発殴っちゃったけど☆』
「先輩ナイスです!!」←
「姉さま神様相手にしたらダメだよ!!」
いや、だってかなりナイスだと思わない?←
只の抽選で選ばれたって聞かれて、気が狂わない方がおかしいから、一発ぐらい許されるでしょ?←
普通だったら、100発ぐらい入れてあげたいところなんだから☆←←
「姉さま、今変なこと考えてなかった?」←
「フフ、さぁ?なんのこと(ニコッ」←
「(あっ、絶対考えてた………)」←
今サクラの心の中読み取れた気がする。←
とうとうサトリにでもなれたかしら?←
『………とまあ。これは神様の冗談のようだ。じゃなかったら、神様さらにボコるところだったけど。今度は本気で』
「…………神様ご愁傷さまです」←
「姉さんそれ一体どういうこと!?」
だって、先輩の本気ってかなりやばいし。←
神様相手でも逝けるんじゃね?って感じだから。←←←