• テキストサイズ

愛する君へ。[ONE PIECE]

第4章 エースとの再開


【フィオナside】

新聞で掴めている情報によれば、エースは白ひげ海賊団に所属しているらしい。それに、メラメラの実を食べて能力者になっており、強さを増しているようだ。

そう言えば、村人たちからはエースの名前しか出てこなかったな。エースは単独で行動しているのかな…?
何かあったのだろうか。

色々と憶測を張り巡らせながら、海岸付近を探索する。

「流石にもう、いなくなっちゃったかなぁ…。急いできたつもりだったのだけど。」

独り言をつぶやき、海岸に腰を下ろす。


【ビュン!!!!】


強い潮風が急に吹いて、かぶっていた帽子が吹き飛ばされてしまった。

「あ、やばいっ…!」

急いで帽子を取りに行こうと振り替えったその時、




「………フィン?」

どこか面影のある低い声がした。

オレンジ色のテンガロンハットに、黒の短パン、腰にナイフを刺した男。

手には先程飛ばされたフィオナの帽子を掴んでいた。

帽子から少し覗く顔からは、魅力的な切れ長な目と高い鼻、そばかすが伺えた。



「…………エース?」

恐る恐る尋ねる。

「フィン…!!本当にフィンなのか…?」

フィオナはコクコク、と頷く。
久しぶりに会えた嬉しさと喜びで、上手く言葉が出てこない。

「お前、どこで何してたんだよ!!ずっと、ずっとずっと心配してたんだぞ!!!」

エースが駆け寄ってフィオナを抱きしめる。

「ごめ…ん…ねっ。エース、に会え…て、すっご…く、う…れしいっ!!!」

フィオナも泣きながらエースに抱きつく。

しばらくお互い離れることができずにいた。
/ 12ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp