第42章 里抜け
sideーサスケー
チョウジを残して俺はルミを追っていた。
前方に敵を発見して、シカマルがチョウジと戦っている敵に変化して近づいたが、すぐにばれて再び戦闘になった。
「一人一殺の覚悟でいかないとルミは取り戻せない。
そう話したな…」
敵を前にネジが言う。
「それに…
こんな所で止まっていてはルミに追い付けなくなる。」
ネジの言葉に俺たちは下を向く。
「……ナルト…お前はオレよりいい眼を持ってる。
ルミは今…闇の中にいる。」
ネジはそう言うと今度は俺を見た。
「サスケ、ルミはお前と同じ悲しみと憎しみを持っている…今度はお前がルミを憎しみから解放してやれ…
早くいけ!オレも後で追い付く!!」
ネジの言葉に俺は頷いて先を急いだ。
「近いぜ!」
前を走っていたキバが告げた。
シ「…敵はあと二人…
こっちは四人…四対二だ。
上手くやればあと一回の接触でいけるかも知れねーぜ。」
ナ「よっしゃ!よっしゃ!やってやる!!」
シカマルの言葉にナルトのテンションが上がる。
「いや!五対二だぜ。」
キバがそう言うと赤丸が吠えた。
しばらくすると敵が見えてきた。
敵は俺達に気付くと移動を止めた。