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If...

第42章 里抜け


「よーし!いくぞぉ!」

チョウジが術を使うと、ネジの投げた苦無に向かって激突した。

「肉弾戦車!!!」

"ドガガガガガガ"

音を立てて土の牢が崩れた。


自由になったナルト達は敵に攻撃を仕掛けようとした。

「みんな待て!!」

だが、俺はそれを止めた。

「ここから二手に分かれるぞ…時間がない。

このままじゃルミに追い付けなくなる。



副隊長はネジ…アンタだ。

アンタがキバとサスケ、チョウジを連れてルミを追ってくれ。


こいつはオレとナルトで何とかする!」

俺はそう指示を出すと敵の前に立ちはだかった。



「確かお前が隊の隊長だっだな。

二手に分かれて本気でオレらをやれると思ってるのか?
馬鹿な隊長を持つと苦労するなぁ…下っ端は。」

立ちはだかった俺に敵が笑いながらそう言う。

「まぁ…影好きな陰険ヤローの下についてるようなカス共は苦労を感じる前に俺が殺してやるがな」

敵の言葉にナルトがキレた。

ナ「クソックソッ 言わせておけばァ!てめーはオレが…(チ「ボクだ!!」


ナルトの言葉を遮りチョウジが叫んだ。

「こいつはボクがやる!!!」

そう言って敵を見据えるチョウジの目は、今まで俺が見た中で一番鋭かった。

「シカマル…この兵糧丸、チャクラの少ないみんなに。」


チョウジがポーチから包みを取りだし俺に手渡す。

「チョウジお前…、まさか…」

俺はチョウジを驚きの表情で見る。

「そう…ボクにはとっておきのアレがある…」

チョウジはそう言うと微笑んだ。

ナルトがチョウジに一人で勝てる相手でないと言うが、チョウジは聞かなかった。

俺たちはチョウジを一人残しルミを追った。
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