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If...

第42章 里抜け


「追い付いたぜ」

ナルトがそう言うと、いきなり男の方が飛びかかってきた。

赤い髪の女の方はルミの入った棺桶を持っている。

「くらえ…

多連拳!!」

シカマルとキバが男の攻撃を受ける。
その隙にナルトがチャクラを練る。

"ボン"

男の攻撃を受けたシカマルとキバの影分身が消えた。
ナルトは正面に来た男に螺旋丸を放った。

「やる前に捕まえちまえば意味ナイナイ!」

だが、男はナルトの手をつかんで螺旋丸を防いだ。

「通牙!!」

その時、男に腕を捕まれたナルトの影分身を巻き込んで、キバがしかける。

男がキバをかわすと、直線上に並んでいた女の方へキバが向かう。

女は棺桶を持ってキバの攻撃を避けようとしたが、シカマルの影が女の影と繋がっていた。


"チチチチチ"


森の中に何千もの鳥が鳴くような音が響く。

「千鳥!」


キバの攻撃を避けてバランスを崩していた男に俺は千鳥を放った。

「クソ!」

だが、千鳥は男の着物を破っただけで傷をつけることはなかった。

「多由也 なにボケボケしてんだよ!」

キバが棺桶を掴んだのに動こうとしない女に男が怒鳴る。
男は女の方へ向かって走るが、シカマルの術で、いきなり前に飛び出した女とぶつかり合った。

「そらよ!」

キバが奪った棺桶をナルトに投げた。

「ナイスだってばよ!みんな!!」

棺桶を受け取ったナルトがそう言った。


シ「計算通りだ!!」


キ「さっさとずらかるぜ!」

キバがそう言うと同時に、俺達はその場から駆け出した。


「逃がすかァー」

男は予想よりも早いスピードで俺達を追ってきた。
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