第42章 里抜け
「やっぱり早起きして散歩して見るもんだな。」
キバはそう言うと挑戦的な笑みを浮かべた。
「お話はお聞きしました、お困りのようですね。
ボクにも一人、心当たりがいますよ」
リーはそう言って笑顔を向けてきた。
「タイムリミットだ。とりあえず揃ったのは6人か……。」
30分後里の門の前には、俺とサスケ、ナルトにキバとチョウジ、そして、リーの紹介でネジが揃っていた。
「……ボクは、ルミさんのチャクラが体内に残っているので行けません……
ナルト君、ネジ……皆さんもルミさんをよろしくお願いします。」
リーは辛そうな顔でそう言った。
「……フン、お前に言われなくてもルミは連れて帰る!」
サスケのスカした態度が今は頼もしく聞こえた。
「リー…お前はお前のやるべきことをやれ。」
ネジがそう言うとうつ向いていたリーは顔をあげた。