• テキストサイズ

If...

第42章 里抜け


「なにーっ! 嘘だろー!!」

俺は目の前で叫ぶナルトに方耳をふさいだ。

(何でこいつなんだ……?)


俺は五代目の推薦であるナルトを見ながらそう思った。


俺はナルトが着替えて出くると、さっさと駆け出した。


「……ナルト、流の事だけどな……」

俺は走りながら五代目に聞いた流の正体を話した。


「……え?」

ナルトは俺の説明を聞くと足を止めて立ち尽くした。

「……何言ってんだってばよ、シカマル……

だって、ルミは……ルミは死んじまったんだぞ?」

ナルトは信じられないと言ったようにそう呟いた。
だが、驚いたのは俺も一緒だった。

「ナルト、お前ルミって奴のこと知ってんのか?」

俺が聞くとナルトは頷いた。


「……ルミは、昔アカデミーで友達だったんだ……でも、殺された……。」


ナルトの言葉に、俺は息を飲んだ。
ナルトがルミを知っていたこともそうだが、ルミの変化していた理由が何となく分かり驚いた。

(……掴み処のない奴だとは思ってたが、どんだけめんどくせー事情もってんだ?あいつは……)

俺はそんなことを考えながらも、時間がないためナルトを急かした。

「ナルト、ショックかもしれねーが、事実だ。
ルミは生きていて、流として過ごしていた。
……お前は流がルミになったらもう仲間だと思えねーか?」

俺がそう聞くと、ナルトはハッとした。

「流でもルミでも、俺たちが一緒に過ごした時間は変わんねぇ!
ルミは大事な里の仲間だ!」

ナルトはそう言うと笑った。


「俺もおなじだ!」

俺はそう言って笑い返すと、次のメンバーを集めるために駆け出した。

「んで、俺以外の優秀な奴って目星付いてんのか?」

走りながらそう聞いてくるナルトに俺は頷いた。

「ああ……」

俺はそう言うとチョジの家へ急いだ。


ナルトは優秀な奴がチョジだったことが不満だったようで文句を言ってきた。

「チョジとは長年チーム組んでやって来た
俺との連携は一番やりやすい。」


俺がそう言ったとき、後ろから犬の鳴き声がした。

振り返ると、そこにはキバとリーがたっていた。

/ 450ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp