第38章 第7班再始動!
「……生きてはいるけど、心はもう死んでいる……
あの時以来、私の涙は枯れてしまった……」
小雪の言葉に、三太夫が涙を拭った。
「……私は富士風雪絵のマネージャーになり、姫を雪の国に連れ戻す機会をうかがっていたのです。」
三太夫がそう言うと、プロデューサーが俺たちは騙されてたってこと?
と立ち上がる。
三太夫はそんなプロデューサーに頭を下げた。
「……騙していたことは謝ります。でも。これはすべて雪の国の民のため……」
三太夫はそう言うと、小雪のもとまでいき、土下座する。
「小雪姫様!
どうかドトウを打ち倒し、この国の新たな主君となってくだされ!
この三太夫、命に変えても姫様をお守りいたします。
どうか我等と共に立ち上がって下され!」
三太夫はそう言うと頭を下げた。
「……嫌よ。
……冗談じゃないわよ!」
小雪は三太夫を冷たく見下ろしながら言った。
三「しかし、雪の国の民は……」
小「そんなの関係ないわ!
お断り!いい加減諦めなさいよっ!」
小雪はなおもすがろうとする三太夫に怒鳴った。
「馬鹿じゃないの?
あんたがいくら頑張ったって、ドトウに勝てるわけないじゃない!」
小雪がそう言うと、ナルトが机を叩いて立ち上がった。
「諦めろだなんて、気安く言ってんじゃね~よ!
このおっさんは、自分の命かけてまで夢を叶えようとしてんだ!それを馬鹿にするやつは、俺がぜってーにゆるさねぇ!」
ナルトがそう言うと、三太夫がナルトを振り返った。