第38章 第7班再始動!
『……俺は、三太夫は自分勝手だと思うよ?』
私は黙っているつもりだったが、あまりにも理不尽に思えて口を挟んだ。
私の言葉に、その場にいた全員が振り向く。
『……だってさ、それ、三太夫さんの夢であって小雪さんの夢でないでしょ?
自分の夢に命かけるのは別に当たり前だし、かまわないけどさ、小雪さんを巻き込むなんてどうかと思うけど?』
私がそう言うと三太夫が目を見開いた。
「でも、このおっさんは命かけて姉ちゃんのこと守るって言ってんだぞ!」
ナルトは私にそう言う。
『……自分のためとかいって誰かが命かけて死んだとき、死んだやつはそれで満足かもしれない…………
でもな、助けられたほうは一生それを悔やんで背負っていかなきゃなんねぇんだ!
……それを分かってる?
だいたい、小雪さんの為って勝手に思い込んで、勝手に道まで決めやがって!
あんたらは小雪さんに、自分の生き方、人生を捨てろってか?』
私そう言うとナルトと三太夫を睨み付けた。
私はそれっきり黙り混んだ。
結局、話しは任務続行という形で落ち着き私は雪の国に向かった。
雪の国に向かう途中、私はナルトや三太夫と気まずくなり、一人で車のすみに寄っていた。