第38章 第7班再始動!
「……サスケ、ナルト、サクラ、ルミ!お前たちは雪絵さんを守れ!
……全員、船に戻れ!」
三人目に小太りの男が現れたのを見てカカシが指示を出す。
私は、指示に従い小雪を囲んだ。
「……フブキ、ミゾレ、小雪姫は頼んだぞ……」
長髪のリーダーらしい男がそう言った。
それから直ぐに戦闘が始まる。
「……久しぶりだなぁ、カカシ
今度は逃げないのか?…………あの時見たいに……」
男がカカシを見下ろす。
「……おうが……ナダレ!」
カカシはそれに答えることはなく、男のなを口にした。
二人が体術で戦いながら離れていくと、私達の方には小太りのフブキと呼ばれた男とミゾレと呼ばれた男が仕掛けて来た。
「……氷遁、ツバメフブキ!」
ミゾレがツバメの形をした氷をいくつも飛ばしてきた。
「火遁、豪火球の術!」
サスケがそれに応戦した。
ナルトはスーノボードのようなものに乗って攻撃してきたフブキと戦っている。
「早く!船に戻って!」
サクラが叫ぶと、小雪以外は慌てて船に逃げた。
だが、小雪は呆然とその場に立ち尽くしたままだった。
「姫様ー!」
その時、三太夫が小雪に向かって走ってくる。
「……三太夫……あなた……!?」
小雪は振り返ると驚いた目で三太夫をみた。
そのあと、小雪は頭を抱えてうずくまる。
「雪絵さん!早く船に戻って!」
サクラが叫ぶが、雪絵は首を振った。
「……嫌……行かない。
死んだっていい……雪の国になんて行かないっ!」
小雪はそう叫んだあと、気を失った。
私は向かってくるミゾレに手裏剣を投げる。
一緒に黒い物体…もとい手袋も飛んでいく。
(下にもう一枚してて良かった…)
そんなことを思いながら、私は、倒れた小雪を抱き上げる。
『サクラ、雪絵さんは俺が船まで連れていく!』
私はそう言うとその場をさろうとした。
「そうは行くか!」
だが、ミゾレが私達に向かい氷牢の術をはなつ。
私は、小雪を横抱きにしたまま口を開いた。