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If...

第35章 共闘


俺は、カカシと同じ病室に寝かされた流の顔をじっと見た。


(本当……ルミに似てやがる……)

俺は流の顔を覗き込んだ。


『……と……さん…………ごめ…なさ…………』

流の顔が歪み、うなされ出す。


(……お父さん?)

俺はイタチの幻術で苦しむ流の言葉に、何故か胸が苦しくなった。

俺は、汗で額に張り付いた髪をどかせようと流の額に手を伸ばした。


"シュ"

その瞬間、何処からか面を付けた暗部が現れた。


「……この子は別の病室に移動する。

君は直ぐに火影様のもとへ向かうように。」

突然現れた暗部は何の詳しい説明もせずにそう言うと、流を連れてあっという間にその場から姿を消した。


「……クソッ!一体なんなんだ!?」

俺は突然のことに苛立ちながらも、火影が、何か知っているのだろうと火影室へ向かった。












「……来たか…………。」


俺が火影室へ入ると、ガイと火影がこちらを向いた。


「……さて、お前たちをここに呼んだのは、他ならぬ流のことについてじゃ……」

火影の言葉に、俺は息を飲む。
ガイは何を言われるのかと真剣な顔をして火影を見ている。


「……流が女になったのを見たのは、お主等以外にナルトと自来也、暁の二人組であっておるな?」

火影の言葉にガイが頷いた。


「……そうか……。

この事じゃが、ナルトと自来也には後で連絡するが、おまえたちに言っておく!
流が女だったと言うことはこれより極秘事項じゃ!
口外せぬよう!」

火影の言葉に、ガイが驚いた。
俺の中ではただの予想だったものが確信に変わっていく。



「火影様!流は大蛇丸の術で女の姿になっているのではないのですか!?」

ガイの言葉に、今度は火影がどういうことだと言いたげな顔になった。
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