第35章 共闘
side-ルミ-
「……ルミ、おはよう」
頭を撫でられる感覚に目を覚ますと、カカシが笑ってそう言った。
『……おはようございます。』
私は眠い目を擦りながらそう言った。
私はそれっきり黙り込む。
カカシも何も言わず、しばらく沈黙が続いた。
『……先生、ナルトたちは無事ですか?』
私がそう言うと、カカシは頷いた。
「あいつらはぴんぴんしてるよ!
ルミが倒れたって聞いて一緒に来るって騒いでたけど、置いてきた。」
カカシはそう言って目を線にして笑う。
『……先生も今回は写輪眼の使い過ぎで倒れたりしなかったんですね。』
私がからかうようにそう言うと、カカシは苦笑いを浮かべて頬をかく。
「……今回はルミがチャクラ切れ起こしてるんでしょ!」
そう言って笑う。
私もそれにつられて笑った。
『……先生、私のチャクラが変化を保てるくらい回復するまで結界を張っておいてもらいたいんですけど……』
私がそう言うとカカシは笑顔で承諾してくれた。
そのあと、カカシはナルトたちの元へ行くと部屋を出て行った。