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第31章 中忍試験~二次試験~


『いたいた!

大丈夫か?ナルトンカチ。』


私はロープでぐるぐるに巻かれたナルトを発見すると、ほどいてやりながらそう言う。


「サンキュー流!

ってか、ナルトンカチってなんだってばよ!」

ナルトは動けるようになると、そう言って私を見る。

『そりゃ、ナルトとウスラトンカチを足したに決まってるだろ?』

私がそう答えると、ナルトが騒ぎ出す。

『あ~、ハイハイ、それより先ずは縄抜けできるようになろうな?』


私は、一人で怒っているナルトにそう言うと頭をぽんぽんと叩くように撫でた。

「ガキ扱いすんなってば!」

ナルトがそう言って怒鳴って来るが、私はヘラりと笑う。

『いいだろ?俺のほうが一歳年上なんだから。』

にっこりと満面の笑みでそう言う。

『ほら、さっさとサクラ達のところに戻るぞ!』

私は、まだ何か言いたそうなナルトにそう言うと先に歩き出した。

私とナルトが戻るとすでに戦闘は終わっていた。


(……あれ?ナルトとサスケが協力して追い払うんじゃなかった?)
『サスケ、さっきの奴は?』

私は疑問に思いながらサスケに状況を聞く。


「あいつならサクラと俺にやられて逃げた。」

サスケはぶっきらぼうに答える。

(へぇ、サクラがねぇ~。
……原作とちょっと違うけど、これはいいずれ方かも。)

私は一人考えてサクラを見た。

(波の国での修行が役にたったかな?)

そんなことを考えていると、サスケが私達を呼んだ。

「次、いつさっきの様なことがあるか分からない。
いったんはぐれた時の合言葉を決めておく。」

サスケはそう言うと、原作通りの長い合言葉を私達に教える。

やはりナルトは覚えられなかったようで慌てている。

(大蛇丸の気配がする。そろそろか?)

私は話を聞きながらサスケの隣に移動した。
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