第31章 中忍試験~二次試験~
私達は12番ゲートの前に来ていた。
「よぉおしっ!負けねぇってばよ!
近づく奴は片っ端からぶっ倒してやるっ!!」
ナルトが張り切って声をあげる。
「これより中忍選抜試験、第二の試験を開始する!!」
ゲートの施錠が外されて、アンコの声が聞こえてきた。
試験が始まり、私達は緊張しながら森に入る。
5分も経たないうちに、森に悲鳴が響き、身体を強張らせる。
「今の、人の悲鳴よね?な、なんか緊張してきた……。」
サクラが怯えたようにそう言う。
「ど、どうってことねーってばよ!サクラちゃん!」
ナルトはそう言うが怖がっているのがバレバレだ。
ナ「俺ってばちっとしょんべん…」
サク「ちょっと!レディの前で何さらそうとしてんのよ!!草陰行きなさいよ!!」
ナルトはサクラに怒鳴られ草陰へ消える。
「あーすっげー出た!すっきりー!!」
戻って来たナルトが近づいてくる。
(偽物何だよねこれ)
私は原作を知らなくても偽物だとわかるミスをしている変化を何も言わず見つめる。
「だからレディの前でそーいう……」
サクラが再びナルトを怒鳴ろうとした。
だが、それより早く、サスケがナルトを殴る。
ナルトは吹っ飛ばされて木に体をぶつけた。
「サ、サスケ君!いくらなんでもそこまでしなくたって。」
サクラはサスケの行動に慌ててそう言う。
だが、サスケはそんなサクラにナルトが偽物だと言うと、変化をといた敵と戦闘を始めた。
私はそれを確認すると、その場を離れてナルトを探しに向かった。