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第20章 平穏



「次、うずまきナルト!」

ナルトがイルカ先生に呼ばれて、前に出た。



「サスケ~、見てろってばよ!流も!俺の凄さをわからせてやるってば!」


ナルトはそう言って手裏剣をかまえる。



"カカカッ"


ナルトの手を離れた手裏剣は的に当たった。
だが、ほとんど的のギリギリのいちだ。


「次、サスケ。」



ギリギリとは言え、的に手裏剣が当たって騒いでいるナルトを無視してイルカ先生がサスケを呼ぶ。


サスケが前に出ると、ナルトが騒ぎ出したがサスケは無視して手裏剣を投げた。

"カカカッ"

手裏剣が音を立てて的に刺さる。

ナルトとは違い、6枚中4枚が的の真ん中に刺さっていた。
残りの2枚も、ほとんど真ん中に当たっている。


「フン。」



サスケは鼻で笑うとナルトの横を通りすぎた。

もちろん、ナルトはそれに腹を立てて騒いでいる。


私は、そんな二人を、原作通りだなぁと眺めていた。
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