第2章 始まりの標
こんな結末、誰が望もうか!
やっと。やっと掴んだ幸せはまた戦火の炎にのまれ、最期に見た2人の姿はお腹に大穴あけて二人して笑っていた。
そんな姿見たくもなかった!代われるのなら私が喜んで腹だろうが頭だろうが穴でも何でも空けたよ兄さん、生贄だってなんだってなったよ義姉さん。
二人が帰ってくるなら、私が死んだって構わないのに。
貴方達のお陰で私は絶望から這い上がれた。
幼い私にとっても、今の私にとっても二人が全てだったのに。
二人ともいなくなったら、あの子は、私はどうなるの?
…でも、二人共望んであの子を守ったならもしこの結界がなくたって、私が出る幕なんて無いのなんか分かっているよ。
神に祈ってこの結末が変わるのなら私の全てを祈りに捧げよう。でも私達忍び、人を殺めて生きたきた私達には酷な最期しかないようだ。
…なら私はその運命にどうか足掻いてやろう。
そう、残った奇跡に私は全てを賭けよう。この身が朽ち果てようとも、貴方に嫌われようとも足掻いて足掻いて。
願いはただ一つ、貴方の、ナルトの幸せを。
いつかの私、確かに幸せだった頃の私。
手紙を届けれるのなら貴方にどうしても伝えたいことがあります。
この未来を変えられないのならせめてーーー
金色の標
ー初めの軌跡ー
それはまだ、私が5歳の子どもだった頃からはじまる